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障がいとともに働く人のガイドブック

うつ病からの職場復帰、実際はどれくらい時間が必要なのだろう?

職場復帰までの期間について

メンタル面の不調で休職をされている方が、自らの不調に気付いてからすぐに復職することは比較的少ないようです。


復職できるようになるためには、きちんと通院をして医療機関の指示を仰ぎながら、

・決められた服薬をする

・生活リズムを整える

といった期間が必要となります。

職場復帰までの期間には個人差がありますが、復職のためのリハビリ期間以外にも、さらに2ヶ月ほどの余裕を持たせて考える事が多いようです。

 

 

 

リワークの期間

リワークを実施している多くの機関では、平均すると3か月から6ヶ月間ほどの時間をかけてリハビリを行います。

十分な回復が確認できてから復職するのが望ましいため、余裕を持った期間が設けられています。

 

うつ病などは再発率が高いため、慢性化すると職業人としてのその後の人生にも深刻な影響を与えます。

今後の人生で安定した社会復帰を目指し、仕事に復帰しても疲れを溜め込んでしまわないような訓練が必要です。

リハビリプログラム中も一定期間、適度な負荷を与えて過ごします。

その中で、再発予防策を身に付けることが大切です。

 

仕事に復帰した後に安定して職場で活躍ができるように、その方に合った形でプログラムを提供する必要があります。

そのため、個人の状態によっても内容や期間が変わってきます。

 

 

 

休職期間と回復に必要な時間

メンタル面の不調は、通常の病気や怪我とは異なり、症状や回復の度合いが目に見えません。

職場復帰と病気の再発防止のために、自分のメンタルをコントロールする力を身につけましょう。

また、当人だけでなく周囲の人も、回復には時間がかかるということを理解しておく必要があります。

 

「まもなく休職期間が終わってしまう…」

という余裕のない状態でリワークを続けていると、早くなんとかしなければならないと焦ってしまい、逆にスムーズな回復ができない可能性もあります。

企業側も、休職者が精神的に余裕を持ってリハビリが出来るように復職支援を行なうことが必要です。

 

休職者が出た時は、速やかにリワーク機関や精神科医などの専門家に相談して、無理なく復職ができるようになるためには、どのくらいの期間が必要になるかを共有しておくと良いでしょう。

 

病気の状況や、生活環境、個人の性格などにより注意する点も異なります。

かかりつけの医師に相談しながら、無理のないように職場復帰を目指しましょう。

 

 

 

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