はたらきたい。

障がいとともに働く人のガイドブック

うつ病になって働くのが怖い…職場復帰か、転職か。働く準備は大丈夫ですか?

 

皆さんこんにちは!ハチワレです。今日はうつ病になって仕事を休職・退職をした方が、順調に回復してから働くまでの、一連のながれを紹介してみます。いろいろな形があると思いますが、いちばんポピュラーな形になるかと思います。

 

うつ病の回復から就職・転職までのながれ

うつ病になり体調を崩すと、主な症状として…

  • 気分の落ち込み
  • 意欲の低下
  • 不安や焦りなどの精神症状や動悸
  • 耳鳴り、めまい
  • 食欲低下
  • 肩こり

などの症状が生じて仕事を休みがちになったり、仕事を続けるのが難しくなることがあります。体調に応じて、主治医や会社と相談をして、休職または退職をすることもあります。

 

うつ病の治療には時間がかかります。しかし、適切な治療を継続することで社会復帰することができるケースが多くあります。

一方で、症状が回復したからといってすぐに職場復帰をしても、すぐに以前と同じように仕事を再開できるかというと、うまくいかないケースもあります。

元の職場に戻っても、再発せずに働き続けられる状態までしっかりと回復してから復職することが大切です。

現在休職中の方は必ず主治医と相談をしながら、焦らずに自分のペースで復職に向けて準備をしましょう。

 

しっかりと休養をとって、薬物治療によってつらい状態をぬけると回復期に入ります。

そこで働きたいという気持ちがでてきた頃に、主治医に「はたらきたい。」という意思を伝えましょう。

 

急性期は休養と薬物治療を行うため、横になっている時間も多いため、生活のリズムが乱れてしまうことがあります。

まずは夜にしっかりと睡眠をとって、朝はきちんと目を覚ますという生活のリズムを取り戻しましょう。

仕事をする時間に起きれるようになったら、散歩や軽い運動をしたり、買い物をしたりして昼間の活動時間を少しづつ延ばしていきます。

始めたばかりはすぐに疲れてしまうかもしれません。焦らずに継続することで少しずつ体力を回復していきます。

 

一人で復職や、就職・転職の準備を進めることに不安を感じる方は、主治医に相談して、、

  • リワークプログラム
  • 就労移行支援事業所

などを利用してみるとよいでしょう。

 

リワークプログラム

実際の職場に近い環境のなかで軽作業などを行うと同時に、疾患や治療薬、再発を防ぐための方法などについて学び、復職後も再発を防いで働き続ける力を養うことを目的に実施されます。

無理をしないように、少しずつ参加して最終的には週5日間、継続的にプログラムに参加できることを目指します。

リワークプログラムは地域の障害者職業センターや、病院・クリニックなどの医療機関でも実施しているところがあります。

 

就労移行支援事業所

障がい者総合支援法によって定められた、障がい福祉サービスのひとつです。

原則2年間の期間で利用ができ、企業等で働きたい障がいのある方に対して、働くために必要な生活リズムやスキルを身につける場所です。

 

・希望する就職に必要なスキルを身につける職業訓練

・履歴書の書き方、面接練習など就職活動のサポート

・就職に関する相談や支援

・ご本人の適性に合った職場探しやアドバイス

・企業における職場実習などの機会の提供

・就職後の職場定着支援など

 

それぞれのサービスを利用することで、病気や障がいがある方が自分に合った働き方を探すことができます。焦る気持ちもあると思いますが、自分の体を一番に考えて、無理のないペースで働ける仕事を見つけてください♪

 

 

hatarakitai.online

 

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